アクアフォーム®・アクアフォーム®NEO

木造住宅

建築物(RC・倉庫等)

アクアフォーム®

水で発泡する断熱材

アクアフォーム®は、温室効果の大きいフロンガスを使わず、水を使って現場で発泡させる断熱材。水を含むポリオールとイソシアネートを混合することで発生する炭酸ガスを発泡剤として使用する、人と地球に優しい硬質ウレタンフォーム素材です。

断熱性

アクアフォームは無数の超微細気泡の中に多量の空気を含んでいるため、
他の断熱材に比べて優れた断熱性能を発揮します。

項目 断熱材品種 熱伝導率 W/(m・K)
アクアフォーム 建築物断熱用
吹付け硬質ウレタンフォーム
A種3
0.033
  • ※熱伝導率とは熱の伝わりやすさを表すもので数値が小さいほど断熱性に優れています。
  • ※熱伝導率は2024年4月以降の数値です。

気密性

住宅の躯体に直接吹付けて発泡させるアクアフォームの工法は隙間なく一体化した断熱材構造で、 優れた気密性を発揮します。

項目 断熱材品種 相当隙間面積C値(cm2/m2)
アクアフォーム 2.0以下

吸音性

柔軟性に富んだアクアフォームは連続気泡構造で、一般的な独立気泡構造と比較し、 吸音性に優れています。

吸音性

各特性

アクアフォームは、JISA9526 吹付硬質ウレタンフォームA種3に該当します。
その性能は次の通りです。

原液粘度(20℃) 80~1500 mPa・s
密度 7以上25未満 kg/㎥
熱伝導率 0.040以下 W/(m・K)
燃焼性 燃焼時間が120秒以内かつ燃焼長さが60mm以下

アクアフォーム®NEO

高性能で環境特性の高い、吹付け硬質ウレタンフォーム

今までの建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォームは、代替フロン(HFC)タイプとノンフロン(水発泡)タイプの2種類が使用されておりますが、それぞれにメリット、デメリットがあります。今回の新製品「アクアフォームNEO(ネオ)」は、代替フロンタイプ、ノンフロンタイプの両方の長所を備えており、発泡剤に採用したHFOは、オゾン層破壊係数(ODP)が”0(ゼロ)”、地球温暖化係数(GWP)も”1”のため、地球温暖化防止に貢献いたします。また、従来のHFCと同等の断熱性能が得られるため、現在のノンフロンタイプで課題とされていたフォームの厚さを薄くすることができます。代替フロンとノンフロンのそれぞれの良さを両立した「アクアフォームNEO」は環境に配慮したこれからの断熱材です。

高性能

従来のウレタンフォームと同等の断熱性能を持ちます。

環境特性

オゾン破壊係数(ODP)がゼロで、地球温暖化係数(GWP)が低い新発泡剤を使用しております。

吹付け硬質ウレタンフォームに用いられる発泡剤の物性一覧

発泡剤 フロン(CFC11) 代替フロン
(HFC-245fa)
新発泡剤(HFO) 炭酸ガス
オゾン層破壊係数(ODP) 1.0 0 0 0
地球温暖化係数(GWP) 4600 950 1 1

アクアフォーム®NEOの物性値

項目 単位 物性測定値 試験方法 規格値JIS A9526:2015(A種1H)
圧縮強さ kPa 183 JIS A-9526 80以上
接着強さ kPa 214 JIS A-9526 80以上
熱伝導率 W/(m・K) 0.021 JIS A-9526 0.026以下
透湿率 ng/m・s・Pa 1.88 JIS A-9526 9.0以下
燃焼性 sec/mm 60/31 JIS A-9526 燃焼時間が120秒以内で、
かつ、燃焼長さが60mm以下

※測定値であり、保証値ではありません。
※将来、性能の改善により、物性値は変わることがあります。

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