アクアフォーム®NEOは
地球温暖化防止対策に役立つ断熱材です

硬質ウレタンフォーム「アクアフォーム®NEO(ネオ)」は、
地球温暖化係数(GWP)が「約1」、オゾン層破壊係数(ODP)が「0(ゼロ)」の
発泡剤HFO(ハイドロフルオロオレフィン)を使用することにより、
地球温暖化防止対策に役立つ断熱材です。
また、ノンフロンタイプ(水発泡)と比べ、薄い厚みで従来と同等の断熱性能が得られます。

JISマーク表示製品の認証を取得しております。
JIS:TC0316003・TC0318004・TC0318005

アクアフォーム®NEOの
特徴

施工特性
  • 継ぎ目のない
    シームレスな施工

    独立気泡構造の硬質ウレタンフォームの原料を霧状に吹付け発泡することで、断熱材を構造物に接着させます。板状の断熱材と異なり、継ぎ目、隙間のない施工が可能になることで気密性を確保し、断熱性能を最大限に引き出すことができます。

  • 下地を選ばない
    自由な設計に対応

    自己接着力が強く、木材・コンクリート等、様々な躯体に接着します。建物の仕様や設計を問わず、複雑な形状や構造物に対しても隙間のない、断熱層を形成します。

マンション・ビル・倉庫

高気密と吹付け断熱材の
薄さで実現する広空間

「アクアフォーム®NEO」は独立気泡構造の硬質ウレタンフォームで高い断熱性を備えた素材です。
現場で吹付け発泡して躯体に密着させます。
従来の断熱材より薄い断熱厚みで高い断熱性の確保を実現しています。
また、発泡剤にフロンガスを使っていないため、地球に優しい断熱材です。

断熱性能の比較
−建築物−

アクアフォーム®NEO施工厚み30mmとした場合の同等性能となる各材料厚み

  • A:押出し法ポリスチレンフォーム断熱材[JISA9521 2種bA]

    B:押出し法ポリスチレンフォーム断熱材[JISA9521 3種bA]

    C:ビーズ法ポリスチレンフォーム断熱材[JISA9521 3号]

    D:グラスウール断熱材[JISA9521 通常品16-45]

  • E:グラスウール断熱材[JISA9521 高性能品HG16-38]

    F:ロックウール断熱材[JISA9521 MB]

    G:吹付けロックウール[JISA9504、JISR5210orJISR5211]

  • 間取りを広く取ることができます

吹付け硬質ウレタンフォームに用いられる
発泡剤の物性一覧

アクアフォーム®NEOの物性値

※性能の改善により、物性値は変わる事があります。
※発泡剤ハイドロフルオロオレフィン(HFO)は、フロン類に該当しない、とJIS A9526-2015では定義しています。
※当社実測値であり、保証値ではありません。※設計値についてはJIS規格値を用いることを推奨いたします。
◆ アクアフォーム®NEOは難燃性を有する断熱材です。
 (JIS A1321に規定する難燃3級の表面試験)

※第三者試験機関により難燃3級の表面試験に合格した製品となります。

※本書に含まれる情報は情報提供時に入手できた資料や情報に基づいて提供するものであり、当社が保証するものではございません。

火災事故防止マンション・ビル・倉庫

建築現場における溶接・溶断の火花が直接または間接的に着火し、
火災事故につながるケースがあります。
工事現場の火災事故防止対策として
安全性を高める
2つの製品ご提案します
不燃断熱材対策するなら

マンション等(JISA9526 A種1H)、冷凍・冷蔵施設(JISA9526 A種2H)に適用可能な不燃断熱材

不燃断熱材
「アクアモエンNEO」

防火コート対策するなら

スピード施工でLow-cost
建築現場の安全を守る吹付防火コート

防火コート
「アクアバリア」

戸建て住宅
未来のスタンダード 
カーボンニュートラルの住宅を目指す
最高レベルの断熱材「アクアフォーム®NEO」で
高い断熱性と気密性を兼ね備えた高性能住宅は
家族の幸せをつくる

住宅の性能を考える上で
大切なのが断熱性

今から建てる家はカーボンニュートラルの時代を生きる家。
「アクアフォーム®NEO」は発泡剤HFOを採用しフロンガスを使っていないため、安全性が高く、地球に優しい断熱材です。
光熱費を抑えながら夏は涼しく、冬は温かい快適さと健康を両立した住まいを手に入れることができます。
アクアフォーム®NEOは、2022年に改定された断熱性に関する国の新基準となる断熱等級5・6・7に対応。
断熱性と透湿抵抗が高く、壁内結露やカビの発生を抑え建物の耐久性維持に貢献し、資産価値を守ります。

次世代に向け、
省エネのさまざまな基準に対応可能

「業界No.1※1」年間約5万棟の施工実績
水から生まれた断熱材アクアフォーム®を超えた

「アクアフォーム®NEO」

2030年までに標準的な新築住宅でZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の実現を目指す目標や、
HEAT20(一般社団法人20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会)がめざす省エネ住宅の、
最高レベルの水準に「アクアフォーム®NEO」はフレキシブルに対応します。

 

※1 富士経済「2019年版住設マーケティング便覧」発砲プラスチック系断熱材 現場発泡硬質ウレタン 2018年度見込

断熱・省エネ上位等級について

※一次エネルギー消費量削減率【BEI】24時間換気設備、給湯施設、照明設備と基準一次エネルギー消費量からの削減率。
設計一次エネルギー消費量の合計÷基準一次エネルギー消費量の合計(その他設備、太陽光発電設備)によるエネルギー消費量の削減は見込まない。

5・6・7 地域断熱推奨仕様

  • 屋根-床断熱仕様

  • 天井-床断熱仕様

※120㎡温暖地モデル(木造軸組造の場合)での計算例

現場発泡吹付け断熱材の特長

01選べる断熱性能

住宅の仕様に最適な原料と厚みを選択できます。

02高い気密性能

繊維系断熱材は現場の管理能力、施工者の能力により性能に差が出易く、アクアフォーム®NEOは、自己接着性を持ち連続した断熱層を確保できます。

03責任施工で一定品質を提供

当社の教育を受けた施工者による施工品質を提供いたします。

04グリーン購入法適合品

《断熱材判断の基準》
建築物の外壁等を通しての熱損失を防止するものであって、次の要件を満たすものとなります。
①フロン類が使用されていないこと
②再生資源を使用している又は使用後に再生資源として使用できること

【参考資料】「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」(令和3年12月)

最高品質の断熱材

アクアフォーム®NEOの気密性・断熱性がもたらす
「住まいのメリット」は?
  • 快適で健康的な室内環境
  • 冷暖房費の支出を抑えることができる
  • 人にも住まいにも優しくて長持ち

断熱性能の比較
−戸建て住宅用−

アクアフォーム®NEOを施工の場合
アクアフォーム®NEO

吹付け硬質ウレタンフォーム
「アクアフォーム®NEO」の物性値
(A種1H)

※JISA9526:2015の試験方法に基づいております。

アクアフォーム®NEOの
性能

国内最高レベルの断熱性能水準に気密性を備え、
「快適」「省エネ」「健康」を実現
住まいは、省エネ性能の向上が大きなトレンドであり、また、国を挙げての課題でもあります。
次世代の省エネ性能を先取りするアクアフォーム®NEOなら、住み心地もまとめてオールクリア!
  • 現場で吹き付けて発泡施工
    するので気密性も万全

    アクアフォーム®NEOは独立気泡構造の硬質ウレタンフォームを現場で吹付け発泡して構造材に接着させます。隙間のない施工で気密性は万全。

  • 屋根・壁・床・基礎に
    施工が可能

    アクアフォーム®NEOは自己接着力が高く、構造材の木材はもちろんのこと、コンクリートにもしっかり接着します。吹付け発泡で細部や隙間への施工も自由自在。建物仕様やプランに柔軟に対応します。

快適な室内環境

一年を通して温度差が小さく、心地よい暮らし!

快適な住まいとは、一言で言えば「冬暖かく、夏涼しい家」。
その実現のためには、外気温の影響が少ない、安定した室内温度がカギとなります。
アクアフォーム®NEOの住まいは暖冷房に頼らなくても一日を通して温度差が小さいのがメリットです。

省エネ

高気密・高断熱で暖冷房費を大幅削減!

光熱費の中で暖冷房費が占める割合はかなり大きなもの。
壁にアクアフォーム®NEOを施工し「HEAT20 G2プラン」と同等の性能を持つ住宅で年間光熱費を割り出した結果、
一般的な家に比べて光熱費の合計が約13万円も大幅減!
高気密・高断熱により暖冷房費の占める割合が全体の2割強まで縮小し、省エネ効果が明らかに。

年間光熱費の比較シミュレーション

*一般的な断熱性能の家とは1980年の旧省エネ基準(等級2)相当とした断熱仕様の家を想定しています。

*光熱費の予測は、一定の前提条件(想定居住人数、生活スケジュール等)のもので算定する仕組みとなっているため、算定結果は実際の光熱費とは必ずしも一致しません。当該住宅の省エネ性能評価にあたってはご留意ください。また、光熱費の予測においては電気料金を28円/kWh、ガス料金を126円/㎥、灯油料金を126円/Lとし、各設備による想定消費量から計算を行っています。

*太陽光発電および売電によるコストは含めていません。

安心と健康

安全性+高性能で、家も人も健康長寿!

アクアフォーム®NEOは安心・安全な断熱材。(シックハウスの原因とされる化学物質を使用していません。)
そしてアクアフォーム®NEOの住まいは、躯体を蝕む結露や、住む人の命を脅かすヒートショックなど
さまざまなリスクに強く、長く健康に暮らせる家です。

  • 壁内結露を抑制

    アクアフォーム®NEOは、断熱性が高いことに加えて透湿抵抗も高いことも特長のひとつ。
    湿気と温度差によって躯体内に発生しやすい結露を抑制して、建物の耐久性維持に貢献します。

  • ヒートショックのリスクを軽減

    室内温度が安定し、居室と浴室・トイレ・廊下などの温度差を軽減します。
    (例えば、冬の暖かい寝室から寒いトイレに行く時、脱衣所で裸になる時、高温の浴槽に入る時などに血圧の急激な上昇や下降があると、ヒートショックの危険性が高まります。)

シンプル&
スマートな施工

  • さまざまな防耐火認定を取得済

    木造軸組構法2×4工法の防耐火構造認定(30分、45分)を取得しています。
    また更に外皮性能UPにも対応出来るよう付加断熱の仕様も取得しています。
  • 狭小地など条件を選ばない

    アクアフォーム®NEOの現場吹付け工事は、狭小地や密集地などの搬入しにくい場所ではコンパクトカーを使用するため、土地条件を選びません。
    地域性や施工条件による性能差の影響が少なく、変わらぬ気密性・断熱性が得られます。

施工の流れ

  • 01
    工事車両到着
  • 02
    養生作業
  • 03
    吹付け作業
  • 04
    厚さチェック
施工後厚さ確認、
清掃を行って終了!

【施工上の注意点】

アクアフォーム®NEOは、従来のウレタンフォームより断熱性が向上することによって、電気配線が高温にならないように柱に固定されたCD管を施工いただくか、埋設とならないように設計いただくことを推奨いたします。また、透湿防水シート等柔らかい面や固定がしっかりされていない材料に直接吹付を行うことができませんのでご注意ください。

端材をリサイクルした
環境に優しい断熱材

アクアフォーム®NEO施工中に出た端材は、
断熱吹込み工法「アクアブロー®に。
アクアブロー®は広域認定制度を利用し製品化された
環境配慮型の高性能断熱材です。
広域認定制度とは
産業廃棄物許可の環境省が認定する特例制度。
産廃物の処理を当該製品製造や構造を熟知している製造者等が
広域に行う事により、高度な再生処理や第三者が出来ない廃棄物の減量化や適正処理が確保される事を目的とする制度です。

Q&A

  • アクアフォーム®とは何が違うのですか?
    アクアフォーム®が連続気泡なのに対し、アクアフォーム®NEOは独立気泡。アクアフォーム®にはガスが含まれませんが、アクアフォーム®NEOには“HFO”という高性能で環境特性の高い発泡剤が使われています。しかも密度が約3倍です。
  • なぜピンク色なのですか?
    ウレタンフォーム工業会の指針により、吹付けウレタンの品種を分かりやすくするため、アクアフォーム®NEOはピンク色となるように配合しています。
  • 樹脂製品だと、火災時に燃えやすくないですか?
    アクアフォーム®NEOは難燃性能を発揮できるように配合しておりますので、燃えにくく仕上がっています。在来軸組工法、枠組壁工法において国土交通省の防耐火構造認定を外壁材、内装材との組み合わせで取得しています。
  • 防湿層(防露)対策は必要ですか?
    アクアフォーム®NEOは防湿性能に優れています。断熱材の種別において、アクアフォーム®NEOは透湿抵抗の大きな「建築物断熱用硬質ウレタンフォームA種1H」に分類され、省エネルギー基準によって防湿層の設置は求められておりません。
  • 発泡剤のガス抜けの心配はないのですか?
    アクアフォーム®NEOは、分子量が大きいHFOを発泡剤に使用しているため、独立気泡のセル膜からの透過性が非常に小さく、熱伝導率の経時変化も小さくなっています。
施工に関するお問い合わせやお⾒積もりなど