火災のリスクを考えることは、
いのちを守ることだと思う

あらゆる工事現場で働く人に
もっと安心を提供したい。
そんな想いから誕生した商品が、
日本アクアの “アクアモエンNEO” だ。

アクアモエンNEO
現場火災事故をゼロにする。

近年の火災発生状況

開発ストーリー

あらゆる工事現場で働く人にもっと安全と安心を提供したい。
そんな想いから誕生した商品が、日本アクアの “アクアモエンNEO” だ。
発売以来、お客様に高い評価をいただき、これまでになかった不燃断熱材として
新たな地位を築いた “アクアモエンNEO” は、どのような経緯で誕生したのか。
そしてその新しい価値はお客様にどうやって届けられていったのか。
開発リーダーが“ アクアモエンNEO ”のこれまでを振り返り、
そしてこれからの挑戦を語るストーリー。

発熱性試験(コーンカロリーメーター試験)
ISO5660-1

日本アクアでは建築基準法の不燃材料等の評価項目となっている
発熱性試験機を導入しています。
試験機は材料をコーンヒーターで加熱することにより、
発生したガスをスパーク点火で点火、 燃焼させ、
その燃焼ガスの酸素濃度を測定することで発熱量や発熱速度を図ります。
また、試験体に防火上有害な亀裂・貫通等の発生の有無に関しても確認を行っています。

発熱性試験の基準

輻射熱量50kW/m2

  1. ①総発熱量8MJ/m2以下
  2. ②最高発熱速度が10秒を超えて連続して200kw/㎡を超えることがないこと
  3. ③防火上有害な亀裂・貫通等がないこと

試験時間:不燃性20分、準不燃性10分、難燃性5分

コーンカロリーメーター試験

試験場所の模索

バーナー試験や溶接溶断試験はどこの場所でも実施できる訳ではなく、試験実施施設等探すのが当初困難であったが、ゼネコンのニーズとも合致して上市にあたっては試験場所をご提供頂き開発が加速しました。

バーナー試験と溶接溶断試験

火災事故のない工事現場へ

ウレタンフォームを使用している建築現場で形状に関わらず
施工することができます。

酸素指数測定 JIS K 7201-2

酸素指数が高いほど燃えにくい材料であることを示しています。
※酸素指数は、材料が燃焼を持続するのに必要な最低酸素濃度(容量%)のことを指します。

酸素指数測定表

※1引用文献―Ahren,H.W.,Zahradnik,B.,J.Fire and Flamm.,2,2,260,(1973)
※2引用文献―糸毛治等,日本建築学会北海道支部研究報告集,No83,(2010年7月)

試験風景

物性値 建築物断熱用吹付け
硬質ウレタンフォーム
JISA9526 A種1H、A種2H

アクアモエンNEO はビル、マンション等の用途(JISA9526A種1H)、冷凍・冷蔵倉庫等の用途(JISA9526A種2H)等、
広い建築物に使用可能です。

アクアモエンNEO比較表

A種1H:壁などの用途に適する非耐力性吹付け硬質ウレタンフォーム用原料
A種2H:冷凍倉庫などの用途に適する耐力性吹付け用硬質ウレタンフォーム原料

溶接・溶断火花試験

JIS A 1323『建築工事用シートの溶接及び溶断火花に対する難燃性試験方法』にて
溶接・溶断火花の影響の確認を実施しました。

試験機関:(一財)建材試験センター

試験結果

アクアモエンNEO

アクアモエンNEO

火花を断熱材表面近傍で保持

ウレタンフォーム(A種1H)

ウレタンフォーム(A種1H)

火花が断熱材内部に侵入

品質管理(ワンストップで確実な品質)

Point 1. 断熱材原料から施工まで一貫した品質管理

製造、販売から施工まで一気通貫で担当できるのは日本アクアだけです。
品質を管理する部署が設置されており、常に試験を行いながら、品質の安全性を高めております。
また、原料供給体制や施工体制は全国に拡大しており、
顧客にメリットのある物流網でご対応が可能です。

断熱材原料から施工まで一貫した品質管理の図

Point 2. アクアモエンNEO の施工者認定制度

アクアモエンNEO を施工するには、当社が各施工者に対して講習を実施し、認定を受けることが必要です。

  • 施工方法、品質管理の講習[座学]
  • 施工現場の見学、施工方法の講習[実地]
  • 講習の有効性を評価して認定証を発行
  • アクアモエンNEO 施工実施

アクアモエンNEOの特徴

工期短縮

アクアモエンNEO は、従来の施工作業と比較して作業時間を約1/3に短縮することが可能です。

従来の不燃断熱材では不燃コート処理など3工程が必要。

1回の塗装で完了。吹き付けた部分の加工も不要。



長期性能

吹付けると瞬時に硬化し、基材に自己接着します。
接着強度が長期間保たれ湿気も吸収しにくいため、脱落などの心配がなく長期的に不燃、断熱性能を発揮します。

耐水性

透湿率が低く、水の影響も受けにくいため、ピットなどの不燃、断熱性に適用できます。

冷凍・冷蔵施設の断熱

JISA9526のA種2Hの規格を満たし、冷凍・冷蔵施設の不燃断熱材として適用可能です。

アクアモエンNEO は、
たくさんの方に愛され、
あらゆる建築現場で
活用されています。

アクアモエンNEO の導入実績

アクアモエンNEO は、ビル・マンション・倉庫などのあらゆる建築現場で活用されています。 優れた機能性と認定施工者による高い施工品質をご評価いただいております。その施工実績から事例の一部をご紹介いたします。

商業施設天井デッキへあらわしで使用

九州地方某チェーンスーパー様の新築工事において、 アクアモエンNEO が天井デッキプレートの断熱材として採用されました。
無機系の不燃コート材のように施工後に脱落してしまうリスクが無く、不燃性で天井にも使用可能な特徴を活かした施工となりました。あらわしで使用した場合でも落ち着いた色合いでよいと施工主様からもご評価いただきました。

物流倉庫新築の短工期、
厳しい環境に対応

冬場や、冷凍・冷蔵環境でも使用可能という品質から、関東地方物流倉庫の新築工事において アクアモエンNEO が採用されました。
従来品と異なり、湿式不燃コート材施工の必要がなく、工期短縮につながった点を高くご評価いただきました。また、施工の際に大きなプラントを設置する必要がなく、車両から施工可能であることや、風での脱落が発生しにくいなどの点にもご評価をいただいております。

FAQ

アクアモエンNEO はウレタンフォームですか?

アクアモエンNEO はJISA9526建築物断熱用吹付硬質ウレタンフォームのA種1H、A種2Hに分類される製品です。
成分としてはウレタン結合の他に耐熱性、難燃性の高いイソシアヌレート​結合を多く含んでおります。​

フォーム表面に塗装したいのですが可能ですか?​

フォーム表面を塗装して使用されている実例もございます。使用可能な塗料等に関してはお問い合わせください。フォーム表面を塗装される場合には国土交通大臣不燃材料認定の仕様とは異なる事はご承知置き下さい。

不燃性とはどういうことですか?​

不燃材料等の試験方法であるISO5660-1はコーンカロリーメーターという試験機を用いて20分間材料を燃焼が生じる高温環境においた場合の最高発熱速度と総発熱量が一定の基準値以下のものが不燃性となっています。​
アクアモエンNEO は燃焼初期に表面に強固な炭化層を形成すること等に​より燃焼の三要素(熱源、可燃物、酸素)の相互接触を抑制して不燃​性能を発揮します。​

燃焼時にガスは発生しますか?

ウレタンフォーム燃焼時には一酸化炭素、二酸化炭素等の窒息性ガスとアセトアルデヒド等の刺激性ガスが発生します。​
ガス有害性試験に合格しており、前記の通り燃焼初期に表面に強固な炭化層を形成する為に燃焼ガスの発生量は従来のウレタンフォームと比べ非常に少なくなります。​

建築物の断熱施工をご検討の際は、
お気軽にお問い合わせください。